
※本記事にはPR・アフィリエイトリンクを含みます。原作・TVアニメの内容に一部触れています。
『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』は、派手なバトルも異世界設定もないのに、佐々木と田山がスーパーの裏で話しているだけで続きが気になってしまう作品です。
原作は地主さんによる漫画。2022年には「次にくるマンガ大賞」Webマンガ部門1位を獲得し、2026年にはTVアニメ化されました。
では、なぜこれほど支持されているのでしょうか。
実際に作品を追っていくと、魅力は「煙草を吸う漫画」という題材だけではありません。
佐々木と田山(山田)の距離感、大人同士だからこその会話、仕事帰りの短い時間を丁寧に描いていることが、この作品ならではのおもしろさにつながっています。
『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』はなぜ人気?
人気を考えるうえで分かりやすい実績が、2022年の「次にくるマンガ大賞」Webマンガ部門1位です。
公式結果では78,504ポイントを獲得して1位となりました。
ただ、受賞歴だけでは作品が長く支持される理由までは分かりません。
『ヤニすう』の特徴は、スーパーの裏という狭い場所で交わされる何気ない会話を通して、佐々木と田山の関係が少しずつ変わっていくことです。
大きな事件を次々と起こすのではなく、「昨日とほとんど同じだけれど、少しだけ二人の距離が変わった」という積み重ねを楽しむ作品になっています。
面白い理由① 山田さんと田山さんの「正体」を佐々木だけが知らない
本作を初めて読むときに大きなポイントになるのが、山田さんと田山さんの関係です。
佐々木にとって山田さんは、仕事帰りに立ち寄るスーパーで働く、笑顔の素敵な店員。
一方、スーパーの裏で出会う田山は、少し奇抜な服装で煙草を吸う女性です。
しかし、山田と田山は同一人物。
読者にはその事実が分かっているのに、佐々木はなかなか気づきません。
そのため佐々木が田山本人の前で山田さんについて話したり、田山がそれを聞いて反応したりするだけで、会話に二重の意味が生まれます。
読者だけが知っている情報が面白さを生む
佐々木には普通の会話でも、山田=田山だと知っている読者には別の意味に聞こえる。この認識のズレが、派手な展開を使わなくても「次の会話を読みたい」と思わせる仕掛けになっています。
面白い理由② 恋愛を急がない大人2人の距離感
佐々木と田山は、出会ってすぐ恋人になるような関係ではありません。
友人と言い切るには少し違い、仕事仲間でもない。
スーパーの裏で一緒に煙草を吸いながら、その日にあったことを話すところから関係が始まります。
TVアニメ公式も、2人の関係について「スーパーの裏」で交わされる会話を中心に紹介しています。
この名前を付けにくい関係を急いで恋愛へ進めないことが、大人同士の物語として独特の空気を作っています。
面白い理由③ 「スーパーの裏」という場所がもう一人の主役
物語の中心になるのは、豪華なレストランでもデートスポットでもありません。
スーパーの裏にある喫煙所です。
佐々木にとっては仕事から少し離れられる場所であり、田山と話せる場所でもあります。
毎回ほぼ同じ場所へ戻ってくるからこそ、会話や表情の小さな違いが目立ちます。
TVアニメでもこの空気感は重要視されており、佐々木役の佐藤拓也さんは公式コメントで、喫煙所で生まれる二人の関係について触れています。
面白い理由④ 仕事に疲れた佐々木が妙に身近
佐々木は、公式でも「社畜街道をひた走る、くたびれ中年男性」と紹介されています。
仕事を終え、スーパーへ立ち寄り、山田さんの接客や煙草をちょっとした楽しみにする。
主人公が世界を救うわけでも、特別な能力を持っているわけでもありません。
だからこそ、仕事を終えて一息つきたい感覚や、いつもの店に安心する感覚が身近に感じられます。
田山との時間も、佐々木にとって特別なイベントとして始まるのではなく、日常の延長線上にあります。
面白い理由⑤ 後藤・大野・前澤たちが2人の世界を広げる
物語が進むと、スーパーSで働く人物たちの存在も大きくなっていきます。
店長の後藤、ベテランレジスタッフの大野、青果部門チーフの小畑、レジ部門チーフの前澤など、公式サイトでも複数の人物が紹介されています。
特に後藤は、田山と佐々木の関係を面白がって見守る人物。
二人だけで完結していたスーパー裏の世界へ周囲の人間関係が加わることで、山田の日常や佐々木の立ち位置も少しずつ見えるようになります。
タバコを吸わなくても楽しめる?
タイトルに「ヤニ吸う」とあるため、喫煙経験がないと楽しめない作品に見えるかもしれません。
もちろん煙草と喫煙所は重要なモチーフですが、専門的な煙草知識を楽しむ漫画ではありません。
中心にあるのは、仕事を終えた二人が少しだけ本音を話せる時間です。
喫煙所は、その会話が始まるための場所として機能しています。
そのため煙草を吸わない人でも、日常系作品や大人同士の会話、ゆっくり進む人間関係が好きなら入りやすい作品です。
TVアニメでは全12話で2人の関係を描く
TVアニメ版は2026年7月9日からTBS系28局で放送され、全12話で構成されています。
佐々木役は佐藤拓也さん、山田/田山役は星希成奏さん。
監督は鈴木理人さんと森あおいさん、アニメーション制作は旭プロダクションです。
公式ストーリーページでは、1本目「スーパーの裏でヤニ吸うふたり」から12本目「スーパーの裏で続くふたり」まで公開されています。
アニメを見たい人はこちら
ABEMA・Netflixの先行配信やPrime Video・DMM TV・Huluなど、現在の配信情報は総合記事へ分離しました。
『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』の配信サービスを見る →原作は何巻まで?現在9巻
原作は地主さんによる漫画で、スクウェア・エニックス『月刊ビッグガンガン』に掲載されています。
2026年10月6日時点では1~9巻が発売中です。
最新9巻は2026年7月24日に発売されました。
9巻では、山田が一度は諦めた自分の夢と再び向き合い、佐々木も仕事で大きな結果を出すなど、二人それぞれの日常にも変化が訪れています。
アニメをきっかけに作品を知った場合、原作を最初から読むと、佐々木と田山の会話や表情の細かな変化を自分のペースで追えます。
ORIGINAL COMIC
佐々木と田山の関係を原作で追う
原作漫画は9巻まで発売中。電子書籍で読むか、紙の単行本で揃えるか、自分に合う方法を選べます。
Amebaマンガで確認 楽天ブックスで紙版を確認「次にくるマンガ大賞」1位からアニメ化へ
『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』は、2022年の「次にくるマンガ大賞」Webマンガ部門で第1位を獲得しました。
同賞の公式結果では78,504ポイント。
その後も原作刊行が続き、2026年にはTVアニメ化。
派手な設定を前面に出すのではなく、佐々木と田山の小さな会話を積み重ねてきた作品が映像化まで広がったこと自体、作品の特徴を考えるうえで分かりやすい流れです。
こんな人には特に合いやすい
・派手な展開よりキャラクター同士の会話を楽しみたい
・ゆっくり変わっていく人間関係が好き
・仕事帰りに気軽に見られる日常系作品を探している
・佐々木と田山の「気づきそうで気づかない」距離感を楽しみたい
よくある疑問
『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』はなぜ人気?
山田=田山だと知らない佐々木との認識のズレ、大人同士のゆっくりした距離感、スーパー裏の喫煙所で交わされる会話などが作品独自の魅力です。2022年には「次にくるマンガ大賞」Webマンガ部門1位を獲得しています。
山田と田山は同じ人?
同一人物です。佐々木がその事実に気づいていないことが、作品のおもしろさを生む大きな仕掛けになっています。
タバコを吸わない人でも楽しめる?
喫煙は重要なモチーフですが、煙草の専門知識を扱う作品ではありません。佐々木と田山の会話や日常、人間関係が物語の中心です。
アニメは全何話?
TVアニメ版は全12話です。公式サイトでも1本目から12本目まで公開されています。
原作は何巻まで?
2026年10月6日時点で9巻まで発売されています。9巻は2026年7月24日発売です。
最終情報確認:2026年10月6日
TVアニメ公式サイト、スクウェア・エニックス公式および「次にくるマンガ大賞」公式情報を基準に整理しています。